05/25（土）「ぶんじ食堂＠ぶんじ寮」を開催

2024年5月26日(日)更新

【 アイデアをぎゅうっと詰めて。】

5月25日（土）、爽やかな風が
吹き抜ける気持ちのよい陽気の中、
ぶんじ寮にてぶんじ食堂を開催いたしました。

この日のごはんのメニューは、
・豆入りしゃきしゃきキーマカレー
・マカロニ・ポテトサラダ
・気まぐれサラダ
・コンソメスープ

料理番長は三田村慶春さんでした。
メインのキーマカレーは、
料理番長のアレンジが効いた食感楽しい一皿。
参加された皆さんは中に何が入っていたか
お分かりになりましたでしょうか。

正解は切干大根、ミックスビーンズ、人参、人参の葉っぱ、
隠し味に玉ねぎとトマトの水煮、でした。

お昼のぶんじ食堂では、
その日の朝、集まった野菜を見ながら、
スタッフでメニューについて
意見交換をする時間があります。

この日、目の前に並んだのは間引き人参に、
立派な葉のついた人参、
端境期にありがたい葉物たち。
提供くださったのは、清水農園の清水雄一郎さん。
人参は、葉物は、と使い道が決まるなか、
残ったのは人参の大きな葉っぱでした。
さて？　
と、直売所で清水のおかあさんから
「カレーに入れると美味しい」と伺ったと三田村さん。
ならば、早速。結果、大正解！
彩りの良い、具材たっぷりの
オリジナルなキーマカレーが出来上がりました！

わたしたちが野菜を余すことなく、
使い切りたいと願うのは、
いつも愛情いっぱいにお野菜を育ててくださる
農家さんへのリスペクト。
「こんなふうに料理するといいよ」と
農家さんならではの料理の仕方を教わりつつ、
ご参加の皆さんの胃袋をわしづかみするような（笑）、
アイデアのぎゅぎゅぎゅうっと詰まった一皿を
提供できるよう努めています。

お料理の先に、お野菜を作る農家さんの姿が
あることを感じていただけたら嬉しいです。

おやつは、自家製いちごシロップのクラッシュゼリー。
おやつ番長は市川潤子さん。

香り豊かないちごのシロップをたっぷり使った、
見た目も涼しげなきらきらのゼリー。
いちごは、国分寺中村農園の中村克之さんからいただきました。

ゼリーの上にはアクセントとして、ミントの葉を。
このミントは、《つちぼっこの会》で
お世話になっている本多知明さんのご自宅の庭で、
朝、摘ませていただいたものです。

フレッシュなミントといちごの甘酸っぱさで、
この時期ならではの爽やかなおやつに仕上がりました。

おなかがいっぱいになった後は、
多摩地区で活躍する
ストーリーテラー・やえちゃん（八重幡典子さん）のおはなし会。
この日は、手遊びや童歌を交えながら、
ふたつのお話をしてくださいました。

くすっと笑みのこぼれるお話や懐かしい手遊びに、
子供に戻ったかような気持ちになって
夢中で聞き入ってしまいました。

「若返りの水」というお話のあと、
ぶんじ寮近くの湧水の話で盛り上がる場面もありました。

みんなでご飯を食べた後、ぶんじ寮近くをお散歩しながら
自然に触れる、そんなのどかな週末も良いものですね。

料理スタッフ　椎谷 日菜