2024年8月17日(土)更新
【 出会いのもの、出会いの場。】
8月17日(土)ぶんじ寮にてぶんじ食堂を開催しました。
今回、集まった食材は、
いつも応援してくださる国分寺中村農園の
中村克之さんからいただいたナス、トマト。
ぶんじ食堂の取り組みである
自然農の畑《つちぼっこの会》から、
ジャガイモ、ラッキョウ、チャイブ、です。
この日の献立は、
・2種類の餡を包んだ「ぶんじ焼き」。
一つ目の餡は、カレーポテト。
《つちぼっこの会》からやってきた
ジャガイモをマッシュして、カレー味にしました。
混ぜたコーンが歯ごたえのアクセントに。
皮の生地にチャイブを混ぜました。
もう一つは、切り干しナポリタン。
戻した切り干し大根をナポリタン風味に調理。
切り干しと、トマトほかの野菜が
それぞれの旨味を出し合いながら、
餡としてまとまりました。
《つちぼっこの会》で採れたラッキョウも
「ぶんじ焼き」のお供に添えました。
・具だくさんな冷し汁
炒めたナスに、ミニトマト、シーチン。
おろししょうが、刻み大葉、捻りごまをトッピング。
氷を入れた汁は、猛暑の昼に
うってつけの一品になりました。
・おやつは、桃の豆乳プリン。
桃の上品な甘さと豆乳のやさしい味がなじんだおいしさ。
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出会いもの
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和食には「出会いもの」という言葉があります。
旬の食材を組み合わせることで、
お互いの味覚や味わいの季節感を
楽しむことができる、という意味です。
(日本料理用語HPから)
この日のお料理も「出会いもの」です。
冷し汁では、なすの甘さと
トマトの酸味が調和しました。
切り干しはトマトソースと出会って
互いの旨味を出し合って
一つの餡となりました。
「ぶんじ焼き」の生地は、
外側のカリカリ感と
中のもちもちした食感を楽しみながら、
2つの餡と出会って、
しっとりと包んでいました。
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出会いの場
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「出会い」といえば、
ぶんじ食堂の活動も出会いの重なりです。
《つちぼっこの会》で
野菜を植える人、育てる人、収穫する人、
協力してくださる農家の人、
それぞれの出会いがあり、
協力してくださる農家の方とは
食材をいただく場が、出会いです。
さまざまな所から、多くの人の手を経て
運ばれてきた食材がぶんじ食堂で出会い、
料理となり、おやつになります。
それらは、食堂を運営する人、料理を作る人、
食べる人、後片付けをする人の出会いを演出し、
笑顔を生み出してきました。
また、今回は食事の後に
ストーリーテラーの八重幡典子さん(やえちゃん)が
駆けつけてくださいました。
やえちゃんの語る昔話やわらべ歌を
聞かせていただいたことも
出会いの一つです。
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地域通貨ぶんじ
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ぶんじ食堂では地域通貨ぶんじが使えます。
食事をいただいた方が「ぶんじ」で支払うとき、
お手伝いの人に「ぶんじ」を渡すとき、
「ぶんじ」の裏面にメッセージを
書いてお渡ししています。
「ぶんじ」のメッセージが増えるたびに
出会いが重なっていきます。
これからも、ぶんじ食堂で
食材と出会い、人と出会い、
笑顔を重ねていけたらと思います。
(文責 板谷卓巳)
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