2024年9月25日(水)更新
【誰よりも楽しんでいるのは・・。】
料理番長見習いとして参加し始めてから、
はや4ヶ月の藤下綾子です。
9月21日(土)ぶんじ寮にて、
恒例の第3土曜昼の会を開催しました。
今回は「気まぐれ」と称する
副菜を作る側の舞台裏を
ざっくばらんに書いてみる事にします。
ぶんじ食堂では、ありがたいことに、
毎回、国分寺市内の
農家の方々から野菜を頂いています。
農家のみなさんの
お気持ちにおまかせしているため、
直前になるまで、
何を頂けるかわからないのが、
ぶんじ食堂ならではの
悩ましさ(笑)と面白さ。
この日の朝も、
国分寺中村農園の中村克之さん、
清水農園の清水雄一郎さんが
手塩にかけた野菜たちを前に
「さて、どうメニューに活かそうか?」と
考えるところから始まりました。
ナス、ゴーヤ、小ぶりのカボチャ、
大葉、空心菜、オクラ・・。
ぶんじ食堂の自然農の畑
《つちぼっこの会》で育てた落花生を
トッピング用にあからじめ煮込んで準備し、
着実に「豆花(トウファ)」を
仕上げて行くおやつ番長。
立ち込める良い匂い。
それを横目に、
目の前の野菜の良さを引き出そうと、
いろいろな形に切ってみたり、
調味料を試してみたり、
夢中で研究中の副菜組。
頂いたナスは乱切りして揚げ浸しに、
ゴーヤとかぼちゃは薄く切って、
さっと湯通し。
ゴーヤはさらに塩もみし、
かつおぶしと大葉で和えました。
空心菜、オクラは
コンソメスープの具材にしました。
主菜のジャガイモのトマト煮に負けない
存在感を放つ副菜のできあがりです。
(ジャガイモはまちの仲間、
小池さなえさんから頂きました。)
さらに、清水農園のおかあさんから頂いた
心尽くしの卵をゆで卵にし、華やぐおかず皿。
作っている最中は必死ですが、
食べ終わった参加者から
「全部美味しかったよ!」と
声をかけてもらって、ほっとするのでした。
大変な事もあるけど、
終わってみれば「美味しかった!」という
みなさんの笑顔を見て、
「今回も、良い会だったね」と言い交わす。
ぶんじ食堂の楽しさのひとつは
こういうところ。
目指すのは、地元の農家の方々が
大事に育てた野菜を、
私達なりに心と手をかけて作った家庭料理。
それを楽しみに来てくださる
参加者のみなさんに支えられています。
それなら、料理スタッフとして
手伝ってみようかなという方も、
いてくれたら嬉しいです。
もちろん、初めて会う方や、
またお会いしましたねの方が
おしゃべりして楽しんでくれている姿も、
重要な!喜びポイントですが、
その裏に、こんな苦心の物語が
あるのだという事を、
今回は書いてみました。
まずは、ぜひぶんじ食堂に来てみてください。
新企画の打ち合わせも進んでおり、
さらに色々な方たちに楽しんでもらえる
ぶんじ食堂を目指して行きますが、
もしかしたら、誰よりも楽しんでいるのは、
わたしたち料理スタッフなのかも。
料理番長見習い 藤下綾子
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