[ぶんじ食堂の取り組み]
草原のような畑で、野菜をつくっています。
たとえささやかでも、自分たちの手で育てた作物で、
ぶんじ食堂のテーブルに彩りを添えることができれば、と。
わたしたちが選んだのは「自然農」というやりかた。
耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵とせず。
大いなる自然の環のなかで、野菜が自らの力で育っていけるよう。
四季折々、おひさまや風、畑に棲む虫たち、
草々に学びながら、身体を動かしています。
さまざまにある農法のどれがいい悪いという視点ではなく、
わたしたちが気持ちがよいと思うものを選択した結果。
何より、この国分寺という地に、「自然農」をやっていらっしゃる
本多知明さんがおられ、ご縁ができたこと。
はじめて、本多さんが営まれる「ほんだ自然農園」に伺ったとき、
手に取って見せてくださった、団粒構造といわれる土が
とても美しかったことを覚えています。
「つちぼっこの会」という名は、
四季の移り変わり、母なる大地の豊かさを
歌のような詩と、愛くるしい妖精たちの絵で綴った絵本
『ねっこぼっこ』(作・オルファース)から、着想を得ています。
土のなかに潜む、ちいさないのちを称え。